欧州在住子連れマイラーのSFCへの道

ヨーロッパ在住でマイルを

イタリア住み子ども連れ家族の快適なフライトを求めて情報整理します。マイレージ、クレジットカード、旅客機

ルフトハンザグループのMiles&Moreプログラムまとめ(2019年3月時点)

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A321 出典:ウィキメディア・コモンズ (Wikimedia Commons)
ANAアリタリアと並んで私がよく利用する航空会社はルフトハンザです。

イタリアから日本への航空券をANAで手配すると、
乗継地のフランクフルトまたはミュンヘンまで、ルフトハンザ運航便に搭乗します。

ドイツ-日本間でも、特にマイレージを気にしていなかった頃は、
価格の差によってルフトハンザ運航便も何度か使用しました。
成田だけでなく、関空セントレアにも就航していますね。

同じANA運航便でもルフトハンザのサイトで購入したほうが安いこともよくありました。

ルフトハンザ航空のマイレージプログラム、Miles&Moreは、
ルフトハンザグループの他に、ヨーロッパのいくつかの航空会社が参画していて、
非常に多くの航空会社で共通のプログラムという特殊さがあります。

ヨーロッパ在住者としては、ANAよりも身近で、とても気になるプログラムなので、
情報を整理してみたいと思います。

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1.マイルズアンドモアでマイルを貯める・使えるエアライン

https://www.miles-and-more.com/online/portal/mam/jp/earn/flight?l=ja&cid=1000276
こちらを参照しました。

①ルフトハンザグループの航空会社

ルフトハンザが買収などで子会社・持ち株会社にしている以下の航空会社で獲得・利用できます。

航空会社 ハブ空港 備考
ルフトハンザドイツ航空 フランクフルト、ミュンヘン
オーストリア航空 ウィーン
スイス インターナショナル エアラインズ チューリッヒ
ブリュッセル航空 ブリュッセル
ユーロウイングスジャーマンウイングス吸収) デュッセルドルフハンブルグ スターアライアンス非加盟
エア・ドロミティ ミュンヘン

以降これらの会社を①ルフトハンザグループと呼びます。

②マイルズアンドモアを採用している航空会社

この他にMiles&Moreを以下の航空会社が採用しています。

航空会社 ハブ空港 備考
LOTポーランド航空LOT ワルシャワ
アドリア航空 リュブリャナ
クロアチア航空 ザグレブ
ルクスエア ルクセンブルク スターアライアンス非加盟、ANA非提携

マイル積算ルールの説明のため、便宜上こちらを②M&M採用グループと呼びます。

複数の国のフラッグキャリアや、傘下のリージョナル航空、LCCユーロウイングスなど、
10以上の航空会社が1つのマイレージプログラムを利用しています。
これだけでもヨーロッパの多くの地域をカバーしています。

スターアライアンス加盟航空会社

日本ではANAが加盟していますが、欧州付近では上記以外には、以下のようになっています。

スカンジナビア航空
Tapポルトガル航空
・ターキッシュエアラインズ
エジプト航空
エーゲ航空

非加盟で提携している、
・マルタ航空(一部路線)

一応他の地域も書いておきます。
北米
ユナイテッド航空
・エアカナダ

中南米
アビアンカ航空
コパ航空

アフリカ
南アフリカ航空
エチオピア航空

アジア・オセアニア
タイ国際航空
ニュージーランド航空
ANA
シンガポール航空
アシアナ航空
中国国際航空
エバー航空
・エアインディア

このグループをまとめてスターアライアンスグループと便宜的に呼んでみます。

2.アワードマイルの積算ルール

①ルフトハンザグループ
②M&M採用グループ
スターアライアンスグループ
と3つのカテゴリーに分けましたが、これがマイル積算をわかりやすくします。

その前に、マイルの呼び方を整理します。
アワードマイル」は通常よく使われる意味でのマイル
ステータスマイル」は上級会員の資格獲得や継続に必要なマイル。JALのFOP、ANAでのPPと同義です。

まず、アワードマイルの積算ルールを簡単にまとめます。

①ルフトハンザグループ、旅行会社を通じて予約した場合

 航空運賃(燃油サーチャージ料金含む) x 4(上級会員ステータス所有者は x 6or5)
 
 単純化して例えると、計200€の航空券を購入した場合、ステータスがなければ800マイルの加算。
 フランクフルト-羽田を予約した場合、計2,000€ならば、8000マイルです。

運航が①②③どの会社の便であっても、購入した会社によってこの積算方法になります。

正確には、このグループの会社を通じて予約した航空券番号が以下の数字で始まる場合です。
220xxxxx(Lufthansa
724xxxxx(SWISS)
257xxxxx(Austrian Airlines)
082xxxxx(Brussels Airlines)
Eurowingsの全航空券

②M&M採用航空会社、③スタアラ各社、旅行会社で予約した場合
  • 各国内線:予約クラス固定のマイルが積算(例エコノミー125~1000、ビジネス500~1500マイル)
  • ヨーロッパ内の国際線:同じく距離にかかわらず固定(例エコノミー125~1250、ビジネス750~2000マイル)
  • ヨーロッパ外発着便:クラスに基づく積算率×飛行距離

クラスに基づく積算率×飛行距離とは、現在ANAで使われる方法でなじみのあるルールです。
上記と同じフランクフルト-羽田2,000€で予約したクラスが、Mだった場合(実際はもう少し高いですが)
100%×5928=5928マイルが獲得できます。

②M&M採用グループと③スターアライアンスグループを通じて予約したら、
①②③どのグループの運航便でもこのルールだと理解しました。
繰り返しになりますが、予約を手配した会社による航空券番号が基準のようです。

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この記述によると
旅行会社(オンライン含む)での予約は、どちらにもなりうるようです。
ちなみに、ツアーの予約は、航空券番号と関係なく距離×クラス積算率になるようです。

貯まりにくくなった?

二つの積算ルールが混在しているため、わかりにくいですが、
私の理解が間違っていなければ上のようになるはずです。

上記の価格が高い航空券では、クラスによる積算よりも獲得マイルが多くなりましたが、
距離の長い路線の、積算率が高いクラスを、安く購入すればお得にマイルを多く獲得できる、という仕組みではなくなりました。
価格の安さを優先にした購入の仕方では、獲得マイルが少なくなることも考えられます。

ヨーロッパ内の移動に関しては、
①ルフトハンザグループで購入の場合、高い料金を払えばマイルが多く獲得でき、
②③それ以外で購入の場合、エコノミーなら多くても1000マイル、ビジネスでも2000くらいまでです。
最安クラスの場合は遠くても、125マイルしか積算されないこともありえます。

上級会員でもマイルが貯めにくくなった、改悪だ、という意見をみますが、
うまく利用できる境目を計算して探してみるのも面白いかもしれません。

これに関する興味深い記事をみつけましたので、勝手にリンクを貼らせていただきます。
ukmiles.hatenablog.com

その他のアワードマイルの貯め方

Hotels&Cars(ホテル)

一度に多くを稼げるわけではありませんが、
特にヨーロッパ内の移動が多く、一度のフライトではあまりマイルを獲得できないものの、
宿泊が多い人には、補助的に有効な手段かもしれません。

見たところ、1ドルにつき1マイルか2マイル、1回500マイル、というのが多そうです。

初めての利用で、金額に応じて2000マイルか5000マイルが貯まるというキャンペーンもしているようです。
milesandmore.points.com

3.上級会員の条件、ステータスマイルの獲得

次にステータスマイルの積算ルール、上級会員ステータスの概要をみてみます。

会員ステータスのランクは、低い順に
 Miles & More会員(一般会員)
 フリークエントトラベラー
 セネター
 HON Circle会員
となっています。

こちらから特徴を簡略化してまとめます。
Miles & Moreのステータスレベル

特典 Miles&More フリークエントトラベラー セネター HON Circle
資格 入会 暦年内に35,000ステータスマイル、または30便搭乗 暦年内に100,000ステータスマイル 2暦年以内に600,000HON Circleマイル
スターアライアンス シルバー ゴールド ゴールド
マイル有効期限 3年 期限なし 期限なし 期限なし
マイルボーナス アワードマイル最大50%、ステータスマイル・HON Circleマイルは25%追加
優先チェックイン なし Miles&More航空会社でビジネス ファーストクラスチェックイン ファーストクラスチェックイン
ラウンジ なし ビジネスラウンジ セネターラウンジ、スターゴールドラウンジ ファーストクラスラウンジ
ファーストクラスターミナル

スターアライアンスゴールドのセネターに必要なステータスマイル

上級会員に必要なステータスマイルの積算ルールは、
②③の購入方法の積算と同じです。

つまり、①ルフトハンザグループで購入し、アワードマイルは料金×4で獲得しても、
ステータスマイルは距離とクラスに基づいて計算されます。

先ほどの例(FRA-HNDを2000€でMクラス)だと、アワードマイルは8000、ステータスマイルは5928となります。
上級会員になると、+25%で7411のステータスマイルが獲得できる計算です。

ANAプラチナステータスよりも簡単・・・ではない?

スターアライアンスゴールドのセネターには10万が必要ですから、
ANAの同格ステータスであるプラチナサービスの倍。

一方、ANAの場合、PP積算は国際線がビジネスで最高150%(J)、ファーストでも150%+400搭乗PPに対し、
ルフトハンザではエコノミーで最高150%(Y,B)、プレミアムエコノミーで最高150%(E,G)
ビジネスでは最高200%、ファーストでは300%のステータスマイルが貯まります。

ということは、条件が2倍に対して、貯まりやすさは1.5倍から2倍。
2倍になるのはファーストクラスのみで、
ファーストクラス以外はANAでプラチナ達成よりも多く乗る必要があるということになります。

フリークエントトラベラー以上になると、25%追加になりますが、
ファーストクラスのみANAよりも少なくて済む計算です。

フリークエントトラベラーは要件が低いので、
すぐに+25%の恩恵を受けられそうですが、
それでもビジネス以下ではスタアラゴールド(セネター)達成にはより多く乗る必要があります。

自社縛りなくスターアライアンス運航便のみで可能なため機会は多い

ANAはプラチナ要件の50000PPの半分をANA運航便で獲得する必要がありますが、
マイルズアンドモアのセネターには、その区別がありません。

スターアライアンス各社の運航便だけで獲得したステータスマイルでも
クリア可能、ということのようです。
運航会社の制限が緩いため、スターアライアンスいずれかの拠点がある地域に
住んでいれば利用機会があるので、なかなかよいですね。

まとめると、ANAと比較して
ルフトハンザのほうがゴールド達成しやすいのでは?
と思っていましたが、数字上は達成しにくい、自社制限がないので機会は増える
と理解しました。

個人的に大きい差は、ANAにはSFCという永久上級会員資格があることです。
セネターで10万ステータスマイルを貯めてゴールドを維持する必要がなくなります。

さらに上級のHON Circle会員の扱いはすごいですが、
2年で60万ステータスマイルを搭乗で貯めるのは私には現実的ではないですね。

4.アワードマイルを利用して特典航空券

アワードマイルを利用して、ANAを含むスターアライアンスの各社で特典航空券が利用できます。

マイレージバーゲンで必要マイル数が大幅ダウン

ルフトハンザでは頻繁に、通常の特典航空券に必要なマイル数を半分にするなど、
大幅なキャンペーンを行っています。

例えば現在(2019年3月)では、
ドイツ発だとニューヨークビジネスクラス105000→55000マイル
日本発はLOTでワルシャワクラクフエコノミー80000→40000マイル
となっています。

行きたい場所が対象になっているときは、お得に使えそうですね。

90日前までの特典予約で必要マイル数が割引に

ヨーロッパ発日本行き特典航空券の必要マイルは、
ビジネスとファーストクラスで5月9日から増えるようで、次のようになります。

エコノミー 80,000
プレミアムエコノミー 105,000
ビジネス 142,000
ファーストクラス 222,000

少しずつ取得難易度をあげているのですね・・・
しかし、今年の3月1日からは、出発の90日前までに予約すると必要マイルが少なくなる制度が始まりました。

東京へはフランクフルト(ルフトハンザ)、ウィーン(オーストリア)、チューリッヒ(スイス)から
半分の40,000マイルで利用可能になります。

これは評価できる制度ですね。
Early Birdの特典航空券なら最大65%のマイル割引

フライトの2週間前の特典予約でもマイル割引になる

出発の2週間前から2日前までの予約で使用マイルが割引になります。
日本へは70,000。
ヨーロッパ内は35,000→20,000になります。

特典の座席が残っているのか、という疑問もありますが、
割引率や直前の予約という状況から、
ヨーロッパ内で利用したいときに便利そうですね。

5.アワードマイルを効率的にためるクレジットカード

Miles & More MUFGカード

日本で発行されているカードで、マイルズアンドモアと提携しているのは、
Miles & More MUFGカードです。
www.cr.mufg.jp

ゴールドカードで、
年会費5400円(税込み)、マイル付与率1%ですが、
楽Payというリボ払いに登録すると、
税込後3000円引きの2400円、付与率は1.2%マイルになります。

また、通常会員でも、このカードを所持している間は
通常3年のマイル有効期限がなくなります

入会ボーナスマイルは2,500

Miles & More MUFGカードプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード

プラチナでは年会費30,240円(税込み)、マイル付与率1%、海外利用は1.5%、
こちらもリボ払いで、27,240円、付与率は国内1.5%、海外利用だと2%になります。
なかなかの付与率ですね。

さらに本会員、家族会員(年会費3,240円)ともにプライオリティパスが付帯しています。
同伴者も1名ずつ無料なので、合計4名で海外空港のVIPラウンジが利用できます。

プラチナのため、年会費がやや高いですが、付与率、プライオリティパスを考えると、
なかなか魅力的なカードです。
www.cr.mufg.jp

まとめてみての感想

ヨーロッパに住んでいるならMiles&Moreにしたほうがいいのでは?
という疑問がありました。

アワードマイルの貯まりやすさと、特典航空券の割引予約の活用で、
比較的少ない労力で特典航空券に交換できそうです。

カードも使って、Miles & Moreを貯め、特典航空券を利用し、
プライオリティパスでラウンジ利用。
ヨーロッパでなら特にありかな、と思いました。

ただ、上級会員スターアライアンスゴールドステータスに関しては
他のプログラムのほうが取得難易度が低く
ANAでは永久資格が魅力的です。

すでにゴールドを保有しているなど、特典航空券だけを狙いに絞るなら、
選択肢に入るかもしれません。

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